ショートステイ。
正確には、短期入所生活介護といいます。
デイサービスと同じ在宅介護サービスの一つです。
1泊から1週間以上の期間、お泊まりで介護サービスを受けられます。
ショートステイのいいところは、介護するご家族が、まとまった休養できる点です。
デイサービスだと、朝出かけて、夕方には戻るので、意外と忙しいですよね。
ショートステイは大きく分けて、「併設型」といって、特養などの施設に併設されているものと、「単独型」といって、民間事業者などがショートステイだけの施設を運営しているものがあります。
併設型の特徴は、施設に併設されているため、その施設の入居者さんとの共同生活になります。なので、いずれは施設入所を考えている方にとって、施設慣れを目的としてのトライアル利用ができます。
また、その施設でデイサービスを利用されている方にとっては、同じ施設でのお泊まりになるので、抵抗感が少なく、利用できるといったメリットもあります。
つまり、デイサービスから始めて慣れてきたら、同じ施設でショートステイを利用してお泊まりに慣れておく。そして、いずれ介護度が重くなって、在宅生活が難しくなった時には、特養に入所する、という流れが作りやすいといえます。
デメリットとしては、特養は平均要介護度が4くらいですから、要介護度が1とか2の方だと、重い介護度の方達に囲まれての生活になります。
自立度が高かったり、認知症がなくクリアな方にとっては、退屈であったり、ストレスを感じてしまう環境となることもあります。
単独型は、個室で20床くらいの規模が一般的です。併設型に比べて料金面で高いですが、個室が確保されており、マイペースに過ごせます。
民間ならではのイベントや食事があったりして、差別化を図っているところも多いですね。
じゃあ、どっちを選ぶ?
といっても、それだけでは決められないです。
近いところが安心という人もいるでしょう。
取れる日程による場合もあるでしょう。
費用的に選択肢が限られる場合もあるでしょう。
時間が許すなら、見学に行かれると良いと思います。
その施設の設備だけでなく、ケアワーカーや担当の相談員の対応で、イメージが膨らみますから。
あと、お試しでいくつか泊まってみるのもアリです。
その都度、聞き取りとか契約があって面倒ではありますが。
その中で、ここがいい、っていうショートステイがあったら、そこをリピートされた方が、ご本人にとっては安心でしょうね。しょっ中泊まり先が変わると、お年寄りは混乱されますから。